三原クリニック連携型認知症疾患医療センター

専用電話059-340-3611

センターについて

センター長挨拶GREETING

当院は2017年10月に、三重県下で最も人口の多い三泗区域(四日市市、菰野町、川越町、朝日町)の連携型認知症疾患医療センター指定医療機関として認可されました。

当センターでは、診療所ならではの垣根の低さを生かして受診前の相談は地域連携室で一本化して対応しております。
まずはお電話ください。
初診時は頭部MRI検査など鑑別診断を行います。
必要に応じて、市立四日市病院や総合心療センターひながに紹介し、診断精度を高めています。
当院の役割は、多くの医療機関と連携をとり、医療機関相互の強みを生かし、それらを有効活用するためのハブとなることです。

診断後支援のためには、個々の患者を通じた地域連携が最も大切と考えています。
そのために医療機関が地域(まち)で孤立するのでなく、医療機関側が地域(まち)に積極的に飛び出してご本人、ご家族、行政、多職種・異業種の方々とワンチームとなって課題解決を目指すことを心がけています。
その結果、「認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域の良い環境で自分らしく暮らし続けることができる社会」が“当たり前の社会”となることを心から願っています。

同時に「認知症」を地域住民の方に正しく理解していただくための啓発活動やかかりつけ医や医療介護福祉職が開催する研修会への協力を通じて疾患医療センターとしての情報発信も今後必要ではないかと考えています。
そういった事からこの度ホームページを刷新し、新たな情報発信のツールとして活用していきます。
これからも宜しくお願い致します。

三泗区域連携型認知症疾患医療センター長 三原貴照

三原クリニック認知症疾患医療センターでは以下の事を行っていますACTIVITY CONTENT

専門医療の提供

専門医療の提供

鑑別診断とそれに基づく初期対応

認知症かどうかを検査(神経心理検査やMRIなどの画像検査)や診察を通じて総合的に判断します。そして日常生活の状況等も踏まえ、治療方法を提案し、ご家族と介護の仕方などを考えます。また、介護保険申請など必要な情報提供を行います。

行動心理症状(BPSD)や身体合併症への対応

BPSDおよび身体合併症の初期診断を行います。また、治療を要する認知症患者さんへ対応します。

専門医療相談

認知症の方とそのご家族に対しては認知症の専門知識を有する相談員が、電話および面談でご相談に応じます。
特に受診前サポート(*)を一つの特徴としています。

受診前サポート(*)
  1. 地域連携室(社会福祉士)で受診前問い合わせの電話に対応
  2. 初診予約は必要だが紹介状は必ずしも必要ではない。
  3. 初診時の受診理由の統一
    ex)認知症であるといけないから・他疾患加療や健康診断契機など
  4. 初診日になるべく検査を進めるための日程調整=初日効果
  5. 福祉職と連絡調整して受診勧奨や同行を依頼
  6. 認知症初期集中支援チーム員と調整して初診日同行依頼
  7. 遠隔介護者には受診前後にFAXで問診票や病状把握をやりとり
  8. 認知症カフェで相談→受診に繋げる。

研修会の開催

研修会の開催

認知症についての知識を深めるため、地域のかかりつけ医や医療関係者、ご家族、地域住民などに対し、認知症の専門医療に関する研修会を通じ、普及・啓発を行います。また、他の主体が実施する研修に協力します。

認知症疾患医療連携協議会の開催

認知症疾患医療センター連携協議会の開催

認知症疾患にかかる地域の連携体制を推進・強化するため、保健医療福祉関係者、地域包括支援センター、介護保険サービス事業者等による医療連携協議会を組織し、開催します。

保健・医療・福祉関係機関への情報発信と連携

保健・医療・福祉関係機関への情報発信と連携

地域の認知医療に関する連携の中核として機能できるよう、当センターが中心となって、必要な情報を収集するとともに、広く情報を発信します。