■蟯虫症(ぎょうちゅうしょう)

蟯虫は,長さ7mmくらいのおジャコに似た白い寄生虫です。腸管内に寄生していて、夜間眠っている間に肛門周辺に卵を産みつけるため、お尻がムズムズとかゆくなります。そのために不眠になったりすることもあり、女児の場合は虫が外陰部のほうにいって、痛がってなくこともあります。夜間電気をつけて手早く(もたもたしていると肛門内に隠れてしまいます)肛門周囲を見ると見つけることができることもありますが、殆どの場合、学校や幼稚園・保育園の蟯虫検査で発見されます。
感染経路

幼稚園、小学校などの集団生活や家族内で感染することが多く、経口感染です。殆どが患者さんの手から手、または蟯虫の卵は乾燥に強いので、虫卵が砂場などで生き延びて、そこから感染すると考えられています。同居している患者さんの家族等も感染している可能性が高いのです。

予防

感染経路は上記のどちらにしても、一番大切なことは手洗いです。私が校医をしている養護学校で、手洗いを徹底してもらったら、小・中学生で虫卵の発見率がO%を達成したことがあります。手洗いの徹底が大切です。

治療

コンバントリンという駆虫剤を処方します。患者さんと同居の方は全員同時に内服しないと効果が出ません。1回の内服で90%くらいの効果がありますが、1回だけだと完全に駆虫できないことがあるのと、虫卵には効果がないので、それが成虫になる2週間後に患者さんには2回目の内服をして頂きます。

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