■膀胱尿管逆流現象(VUR)

通常、一旦膀胱にたまった尿は排尿時に尿道へと流れていくだけで、尿管に逆戻りすることはありません。尿管と膀胱との境界のところには弁の働きをするものがあって、逆流しないようになっているのです。ところが小児期にはこの弁の働きがうまくいかずに、膀胱にたまった尿が尿管に逆流してしまうことがあります。これを膀胱尿管逆流現象(VUR)といいます。

VURの程度にはいくつかの段階があります(図)
程度が軽いものでは、発育とともに自然に改善することも多くみられます。しかし、程度の強いものや長期にわたって逆流が続くと、逆流による圧と感染を繰り返すことによって腎臓に障害がでてきて、やがて腎臓が機能しなくなってしまうことがあるので、時期をみながら逆流を防止する手術を行います。

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