普通の風邪に比べて全身症状が強いのが特徴です。悪寒・戦慄とともに高熱が出て、全身倦怠感を訴え、頭痛や咽頭痛を認め、関節痛、筋肉痛、腰痛なども伴い、腹痛、嘔気、嘔吐、下痢、食思不振などの胃腸症状が出たり、鼻汁や咳などの呼吸器症状も伴います。
現在は抗ウィルスで症状が大幅に軽減されますが、抗ウィルス薬を使用しないときの症状についてまず説明します。
40℃以上の高熱が出ることが多いのですが、中には出始めは37,5℃くらいの微熱のこともあります。通常は38,5℃以上の熱が出ます。熱は長いと1週間続くことがあります。典型的な熱型は2峰性です。3〜4日高熱が続いて、一旦下がり、その後再び発熱して、その後に熱が治まります。
高熱が出る前に悪寒(ひどい寒気)・戦慄(ブルブル震える)が生じます。
抗ウィルス薬を使用したときの症状についての説明です。
受診されて、インフルエンザと確実に診断され(今はそのような診断薬を使用する医療機関が多い)、抗ウィルス薬を使用するまでの症状は上記と変わりません。抗ウィルス薬は発症後48時間以内に使用しないと効果がないので注意が必要です。インフルエンザの流行る時期に、熱といつものかぜと違う感じがあったら早く受診してください。受診後抗ウィルス薬を服用して、12時間から24時間以内に解熱します。それとともに全身症状も消えるのが普通です。あまりに早く症状が消えるので、治ったと勘違いして抗ウィルス薬を途中で勝手に止める患者さんがおられます。そうするとまたぶり返してきます。
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