■突発性発疹症

生後4ヶ月ごろから1歳6ヶ月ぐらいの赤ちゃんに多い病気です。

HHV−6、HHV−7の2つのウイルス感染によるといわれています。2種類のウィルスが原因なので、この病気には2回かかることがあります。又HHV−6ウィルスは他のヘルペス属と同じく潜伏感染し、われわれ宿主が免疫抑制状態になったときに再活性化する。その為に、臓器移植後の本ウィルス感染が問題になってきている。

症状

突然38、5〜39℃の発熱を来たします。熱は朝下がっても夕方や夜は出すという熱型で3〜4日続きます。咳や鼻汁などの風邪の症状がないのに、高熱が続くのが特徴です。発熱後2〜3日目から70%のお子さんで下痢を起こします。熱はその後段階的に下がり、平熱になってか、体全体に発疹が出ます。生まれて初めての発熱であることが多いです。

潜伏期

約10日といわれている。
ウィルス疾患ですが、集団でいても流行していくわけではありません。

合併症

中枢神経系合併症(ひきつけ、脳炎/脳症)を起こしたり、中耳炎を合併したりすることもあります。又肝臓障害も起こすことが知られている

治療

特別の治療は行なっていません。理論的には抗ヘルペスウィルス薬が効果があるはずである。臓器移植後の再活性化のとき以外は、通常は対症療法だけです。

高熱が続きますが、熱で頭がおかしくなることはありません(脳炎を起こしたとき以外)。熱が続く間は赤ちゃんが過ごしやすいようにしてください。ミルクは普通に飲ませてください。高熱が出るのでいつもより充分に水分を与えて下さい。離乳食は下痢をしているとき以外は、食べるならいつも通りに食べさせて構いません。入浴は、発疹が出たらかまいません。高熱のときは体を拭くだけにしましょう。

予防接種

現在のところ、予防接種はありません。

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