■吸入アレルギー

吸入性抗原.検査が陽性だから、必ずしもその物質が気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎を直接引き起こすとは限りません。しかし、検査で陽性を示した物質は、上記の症状発現や悪化に関与する可能性が高いので、環境整備には十分に留意しましょう。吸入性抗原検査は、乳児期は陰性のことが多く、幼児期に入ると陽性を示すようになります。気管支喘息のお子さんでは2〜3歳前後にハスウダストやダニに陽性を示すようになります。その後免疫能の発達に伴い強陽性になったり、陽性を示す物質が増えたりします。吸入系アレルギーの検査は、一旦陽性になると、その後陽性が持続することが多いようです。これは、これらの抗原の除去が食物性抗原に比して難しいということもあろうと思います。乳幼児期は比較的短期間で陽性になることがあるので,半年後あるいは1年後に検査が必要になることがあります、しかし,学童以上では一旦陽性を示した場合にはその後も陽性が持続するので、半年あるいは1年に1度同じ物質に対するアレルギーを繰り返し検査をすることはあまり意味がありません。

気管支喘息のうちの約10%は非アトピー型喘息で、発症にアレルギー反応があまり関与しません。呼吸器感染をこじらせて(感染性喘息という)喘息になることが多く、特に1〜2歳の児は感染性喘息が多いです。また,乳幼児では免疫能が未熟なために,実際にはアレルギーがあるのに検査で陽性を示さないこともあります。

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