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麻疹ウィルスによっておこる病気で、感染力が非常に強く、かかれば現在でも死亡率の高い病気です。
麻疹は現在の医療水準でも死亡することがある恐い病気です。日本でも年間50〜80人くらい死亡しています。重症化するとどんなに設備の整った病院で、小児科医がいくら頑張っても死亡してしまいますので、小児科医をしていて虚しくなるほど辛い病気ですし、死亡です。また,麻疹の経過中に急性循環不全(血圧がストンとさがって,心臓がパタッと止まる)が起きて、あっという間に死亡することがあります。昔は“はしかの内向”といわれて特に恐れられました。重症化するか否かは予見できません。麻疹になると殆どの場合程度の差はあれ肺炎になります。
麻疹にはかかってからの特効薬はありません。唯一の特効薬はかかる前に麻疹ワクチンを接種することです。
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症状
はじめの2〜3日は、熱・咳・鼻みず・目やになどの症状であり、風邪と診断してしまいます。いったん熱が下がり,再び高熱(2峰性の発熱という。あとの熱のほうが高い)が出るのと同時に全身に赤い発疹や口腔内(頬や歯肉との移行部あたり)に白いコプリック斑が出現します。発疹出現さらに4〜5日間は高熱と発疹が続きます。発疹は段々赤みを失い、汚い色になってきます。そして、最後に皮膚に色素沈着を残します。
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合併症
肺炎や脳炎、急性循環不全など怖い合併症が多い。
SSPEといって、数年してから症状が出てくる合併症もある。
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治療
直接ウィルスに効果がある薬はありません。
対症療法しかありません。熱が続くときは、解熱剤やアイスノンを使ってください。“麻疹の時には熱を下げてはいけない”というのは迷信です。食欲がなくなるので水分を十分に補い、消化のよいものを与えましょう。熱も下がり、咳も少なくなり発疹が汚くなったら風呂に入ってもかまいません。
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隔離
解熱後3日間経過すれば,、隔離を解除し、投稿・登園してもかまいません。
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予防注射
麻疹ワクチンの接種を受けていないお子さんが麻疹患者さんと接触した場合には、発症予防のために、診断がされた時点ですぐにガンマグロブリンの注射を受ければ発症を予防できます。但し、これは一生効くわけではありません。改めて麻疹ワクチンの接種が必要です。
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