| ● |
緑色便
母乳栄養では緑色便は普通のことですし、人工栄養でも今はミルクを母乳に近づけているので、緑色便となるのは心配要りません。赤ちゃんの黄色のウンチの色はウンチの中にたくさん含まれているビリルビンと言う黄色い色素の色です。ウンチの中のビリルビンは空気に触れて(便が酸性になっても同じ)酸化するとビリベルジンという暗緑色の色素に変わって、ウンチの色を緑色に変化させます。ですから赤ちゃんにとって便の色が黄色でも緑色でも何の問題ないことになります。便では色だけでなく、固さ、血液、顆粒、粘液、膿の有無に注意しましょう。食欲があって元気で、体重が増えていれば心配いりません。
|
| ● |
便秘
母乳栄養では授乳量が十分足りているか(授乳の間隔、1回の授乳時間等で)確認し、野菜や果物などの離乳食で調節したいものです。特に炭水化物と蛋白質だけの離乳食の時が一番便秘になりやすいです。排便が2〜3日なければオリーブ油をつけた綿棒で肛門を刺激し、6〜7日出なければ浣腸をしてみてください。頻回に浣腸しなければならない場合は、小児科を受診しましょう。
|
| ● |
おならが多い
授乳の時や激しく泣いた時に空気も飲み込んでしまうことがよくあります。これが上から出ればゲップ、下ならおならです。胃に空気がたまるとそれと一緒におっぱいを吐く時があるもので、授乳の後は排気をさせて下さい。食欲があり、機嫌もよく便も異常なければ心配いりません。又下痢の時も醗酵するのでおならが多くなります。
|
| ● |
くしゃみ
呼吸器系の粘膜が敏感なために温度や湿度の変化などに刺激され、くしゃみやせきが出ることが多いものです。発熱、哺乳力の低下、不機嫌などなければ心配ないでしょう。
|
| ● |
しゃっくりが止まらない
しゃっくりは横隔膜の収縮で起こります。授乳や激しく泣いた時、空気をたくさん飲み込んで起こることが考えられます。しかし、しゃっくりは自然に止まりますから心配いりません。そのとき、どうしても何かしてあげたければ腹ばいにしたり、湯冷ましや母乳を少し飲ませてみましょう。
|
| ● |
ノドがゼロゼロいう
体質によるものが多く、1歳くらいになると殆どの場合良くなります。2歳以下の赤ちゃんがゼロゼロする場合、特に冬に多いのですが、RSウィルスという呼吸困難状態を起こす、かぜのことがあります。熱のあるときとないときがあります。重症になると酸素テントを必要とする事もあります。ミルクの飲みや食欲が落ちたら心配です。声がれを伴う犬の吠えるような咳を呈する喉頭炎の場合は、呼吸が苦しくなるので、すぐ医療機関へ行きましょう。
|
| ● |
いきんで苦しそう
いきんで顔を真っ赤にすることがあります。空気を多く飲み込んだときや便秘の時に起こるようです。いきむときにミルクを口からたらすこともあります。異物が衣類のどこかについていないか調べ、何ら異常もなく食欲も良かったら心配ないでしょう。
|
| ● |
頭がいびつ
寝ている位置の変更、あやす方向を反対側にする等あまりいびつにしないようにしておくのですが、自分の好みの方向もありますので、ムリに反対側ばかりにする必要がありません。もしするのなら顔だけを反対側に向けても必ず失敗します。体全体を反対側にむけましょう。
1歳頃には軽度なものはほとんど治ってしまい、幼児期後半には気にならなくなるでしょう。
|
| ● |
頭のフケとかさぶた
頭髪部では毛穴から出てきた皮脂がこびりつきやすく、手入れが悪いと黄色みのある厚いかさぶたがつき始めます。目立たないうちはシャンプーでよく洗い流してください。硬くこびりついている時は、ベビーオイルを塗り数分間そのままにし、その後シャンプーしてください。あまりひどい時は、皮膚科や小児科と相談してください。
|
| ● |
大泉門が閉じない
大泉門はだいたい7ヶ月から1歳半頃に閉じます。大泉門の大きさに個人差があるように、閉鎖の時期にも個人差があります。大泉門が開いていて心配なことは、水頭症です。頭囲が標準以上に大きくなく、発育が順調なら心配いりません。
水頭症のときは大泉門がはってきます(膨隆)。他にミルクが飲めなくなったりと症状がでてきます。
頭囲がとても大きくて、大泉門が閉じない事があります。急に頭囲が大きくなったら病院へ行きましょう。又逆に早く閉じすぎても問題です。4〜5ヶ月で大泉門が触れなくなったら受診してください。
|
| ● |
でべそ(臍ヘルニア)
おなかの筋肉が未発達なので、泣いたりしてお腹に圧力がかかると腸の一部がおへその皮膚の下まで出てくるためにおへそが膨らみます。
今までは『腹筋が発達するので1歳くらいまでに自然に治ります。2歳過ぎても治らないようなら医師に相談してください』と書いていたのですが、早期に治療した方が、後の臍の形や伸び切った皮膚の処理の心配が無いので、早期の治療を勧める様になりました。
大体1ヶ月で治りますので、早期に受診してください。
|
| ● |
鼻づまり
鼻水が詰まったとき、苦しそうに見えても母乳やミルクが飲めれば心配要りません。冬は空気の乾燥が大敵です。その為に水洟が乾いて固まり鼻腔をふさいで呼吸困難になることがあります。このような時はストローで水を鼻の中に流し込んでください。一度に両方にしても安全です。また、うつぶせ遊びをしたり、多量なら市販の鼻水を吸い取る用具を利用してはいかがでしょうか。
かぜの鼻づまりや副鼻腔炎や鼻アレルギーの鼻づまりの時はなかなか治らないものです。そのときには、小児科や耳鼻咽喉科に相談してください。
|
| ● |
目やに
生後2〜3ヶ月のときは、涙の通り道が詰まったり、狭かったりするので目やにが出やすいですが、自然に良くなります。まれに、つまったままの人がいます。その時には眼科で通り道を広げてもらいましょう。黄色の目やにははっきりした炎症があると考えられます。早めに医療機関を受診して下さい。
|
| ● |
さかさまつげ
下まぶたのまつげが目のほうに向かって伸び、目に触ってしまうのが逆さまつげです。まぶたのはれぼったさが取れ自然に治ることが多いです。赤ちゃんのさかさまつげは1歳以内に治ることが多いので心配要りません。
それ以上の年齢の逆さまつげは結膜炎を起こしやすく、目やにや涙が出て、戸外に出ると眩しがるようなら眼科を受診して下さい。
|
| ● |
皮膚がかさかさして痒がる
寒くなると空気が乾燥しやすいので皮膚が荒れやすくなります。温まると特に痒みが強くなります。ことに湿疹ができやすい体質のこどもは皮膚の乾燥がひどくまた痒みも強いものです。保湿クリームを塗ると良いことがありますし、痒みが強くて眠れないようであれば小児科か皮膚科で診察を受けるのがよいでしょう。
|
| ● |
皮膚に盛り上がった赤あざがある
血管腫というものです。平らで赤いものもあれば、ぷよぷよとふくらんで赤いものもあります。ぷよぷよと膨らんでいるものは見た目はひどく感じられますが自然に消えていくものが多いものです。1歳を過ぎるまで様子をみていてよいでしょう。
1歳を過ぎても大きいままで消えない血管腫は皮膚科か形成外科に相談してみてください。
|
| ● |
皮膚に青い斑がある
蒙古斑といわれ、お尻や背中や場合によっては下肢とか上肢に青いあざがあることはめずらしことではありません。蒙古斑の場合は皮膚から盛りあがっていません。自然に薄くなり幼稚園から小学校へはいる頃には消えます。
|
| ● |
1ヶ月の赤ちゃんの顎に手をかけたら顎が震える
赤ちゃんのあごをおさえたときガクガクと震えることがあります。時には膝がガクガクすることもあります。筋肉を急にのばしたときにリズミカルに収縮がおこる現象なので1ヶ月の赤ちゃんでみられるのは心配いりません。
|
| ● |
斜視
赤ちゃんは目と目の間の皮膚が多いので(たるんでいるので)、内斜視(内側によって)と見られやすいのです。ペンライトを目に当ててもらって、光の反射が両方の目の黒目の真ん中から出ていたら、内斜視ではありません。
斜視は自分の意志に関係なく黒目が内側や外側などにずれている状態をいいます。乳幼児は片方の目の黒目が内側に寄る内斜視が多いので黒目の位置を確かめれば発見しやすいです。外斜視や上下斜視は3歳をすぎてから目立つことが多いので「目を細めて物をみる」「顔を横にむけてみる」「光をまぶしがる」などに気づいたら黒目の位置がずれていないか確認しましょう。
|
| ● |
耳を良く触る
耳周辺に痒みや痛みを感じると耳をさわることが多くなる場合があります。また耳かすが多くなって、ごそごそ動くので、気になって耳を触ることも多いです。気になるようなら小児科か耳鼻科で相談してください。
乳児湿疹やアトピー性皮膚炎の場合は耳の周囲、特に下側に赤い炎症がわかることがあります。時に切れて血の出ている事もあります。
湿疹がないのに耳を触るときは、中耳炎の場合や耳の下が腫れてきておたふく風邪の場合もあります。
|
| ● |
疳(かん)の虫
“かんのむし”という虫はいませんが、突然奇声を発したり、キーッと声をあげて泣くなどすることがあります。これを昔から疳の虫といいます。これは赤ちゃんが成長して自己主張ができるようになったということです。お母さんとしては心配なことかもしれませんが、赤ちゃんの気をそらせてあげることが一番です。また、戸外へ連れ出して赤ちゃんの関心を広い世界に向けることも必要と思います。
|
| ● |
いびき
赤ちゃんが小さいほど鼻やのどの空間も狭いので、そこを空気が通るときに音をたてやすいものです。鼻が詰まっていても大きな音をたてて呼吸することがあります。
大きくなっていびきをするときに、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、扁桃炎のことがあります。
|
| ● |
赤ちゃんの平熱
赤ちゃんは体温の調節機能が未発達のうえ、体表面積が相対的に大きく発汗機能も未熟なので室温に影響されやすい傾向があります。時刻、着衣状況、運動、食事、入浴などによっても違います。一般的には36度5分〜37度が平均ですが、健康なときに同じ時刻に同じような条件のもとで2〜3日続けて測定しておくことをお奨めします。37度5分以上の場合には再度測定し、同様の体温であれば小児科受診をお勧めします。
体温計にも影響を受けます。電子体温計は高めに出る事を覚えて置いてください。微熱の時は特に要注意です。
|
| ● |
特定疾患
悪性新生物、慢性腎疾患、気管支喘息、慢性心疾患、内分泌疾患、膠原病、糖尿病、先天性代謝異常、血友病等血液疾患、神経・筋疾患にかかった場合公費で医療が受けられます。外来診察には適応が無いとか、所得に応じての制限がありますので、保健所に相談してください。
|