誤飲
『沢山の水か牛乳を飲ませ、吐かせてから至急病院へ』とよく書いてありますが、これはかえって危険なこともあります。飲ませて吐ければよいのですが、吐けないと誤飲したものを却って十二指腸に押し込む結果となりますので、飲ませたときは必ず吐かせなければいけません。吐かせるのに時間をとって手遅れになることもありますので、注意が必要です。
タバコ
なめた程度か2B以下であれば、口の中のタバコを取り除き、水か牛乳を飲ませ3〜4時間様子をみます。いつもと変わりなければ心配ありません。顔色が悪くなってきたら病院へ。
2B以上のタバコやニコチンが溶けた灰皿の水は危険なので胃洗浄を必要とします。直ちに医療機関を受診してください。
洗剤
洗濯用洗剤:水か牛乳を飲ませるが、吐かせてはいけません。5g以上であれば病院へ行きます。
台所用洗剤:水か牛乳を飲ませるが、吐かせてはいけません。5g以上であれば病院へ行きます。
せっけん:水か牛乳を飲ませます。10g以上食べたら病院へ行きます。
トイレ用洗剤
酸性・アルカリ性の物:水か牛乳を飲ませるが、吐かせてはいけません。少量でもすぐ病院へ行きます。
 中性の物:水か牛乳を飲ませるが、吐かせてはいけません。5g以上であれば病院へ行きます。
漂白剤・排水パイプ用洗剤、アルカリ性住宅用洗剤、逆性せっけん、換気扇・レンジ用洗浄剤、カビとり剤
 水か牛乳を飲ませるが、吐かせてはいけません。少量でもすぐ病院へ行きます

化粧品
口紅、リップクリーム、ファンデーション、ハンドクリーム、フッ素を含まない歯みがき剤、ヘアムース、ポマード、白粉、クリーム、乳液、エタノールを含まないセットローションは少量であれば心配ありません。
化粧水、香水、オーデコロン、カーマインローション、エタノールを含むセットローション、洗口剤、パーマネントウェーブ液の第2剤(酸化剤)、フッ素を含む歯みがき剤、日焼け止めローション、ヘアトニックリキッド、ヘアリンスは水か牛乳を飲ませ、吐かせます。
大量に(5〜10mlくらい)飲んだ場合は病院へ。マニキュア、除光液、シャンプー、洗顔料、ボディシャンプー、脱毛剤、パーマネントウェーブ液の第1剤(還元剤)は水か牛乳を飲ませるが、吐かせてはいけません。すぐに病院へ行きます。

台所、食卓用品
オリーブ油、シリカゲル、冷蔵庫用脱臭剤は心配ありません。
インスタントコーヒー粉、しょうゆ、食塩、人工甘味料を大量に飲んだ場合、塩化カルシウム(乾燥剤)、芳香剤、芳香消臭剤は水か牛乳を飲ませて吐かせます。
ただし、生石灰(乾燥剤)だけは水か牛乳を飲ませるが、吐かせてはいけません。すぐ病院を受診しましょう。

文具類
油粘土、小麦粘土、鉛筆・鉛筆の芯、クレヨン、クレパス、消しゴム、プラスチック字消、水彩絵の具(文具)、有機溶剤を含まない接着剤、のり、ポスターカラー、ボールペンインキは心配ありません。
インク、朱肉、チョーク、墨汁、墨液は水か牛乳を飲ませて吐かせます。油絵の具は水を飲ませて(牛乳はダメ)、吐かせます。修正液、修正液うすめ液は水か牛乳を飲ませるが吐かせません。
有機溶剤を含む接着剤は何も飲ませず、吐かせずに病院を受診しましょう。

赤ちゃん用品
ほとんど心配ありません。
ただ、ベビーパウダーは粉末を吸入して呼吸困難を起こし、死亡することがありますので使用しないようにしましょう。


なめただけで、いつもと様子が変わらなければ心配ありません。飲んだ量がわからなくて、ふらついたり、ぐったりした場合はアルコール中毒が心配され、低血糖になっている場合もありうるので、すぐに受診してください。
ノンアルコール(実際には「0.2%アルコール」が入っている)のようにごくわずかな、大人でも大量に飲むと酔っ払うので、ジュースと思えるものでも、子どもには中毒となることがあります。気をつけましょう。

身の回り品
蚊取り線香、蚊取りマット、コンタクトレンズ用品、線香、体温計の水銀、ピレスロイド系防虫剤、マッチ、ろうそくは心配ありません。
携帯燃料は水か牛乳を飲ませて、吐かせます。
ナフタリン防虫剤、パラジクロロベンゼン防虫剤は水を飲ませて(牛乳はダメ)吐かせます。
樟脳は水を飲ませるが(牛乳はダメ)、吐かせません。
液体電気蚊取り、ライター液(オイルライター液)は何も飲ませずに吐かせません。

自動車用品
ウィンドウォッシャー液、霜とり剤、不凍液、ブレーキオイルは、水か牛乳を飲ませて吐かせます。
バッテリー補充液は水か牛乳を飲ませるが、吐かせません。
エンジンオイル、ワックス(自動車用)は何も飲ませずに吐かせません。

農薬、殺虫剤
植力活力剤は心配ありません。
ほう酸系家庭用殺虫剤、クマリン系殺そ剤、クマリン系以外の殺そ剤、除草剤、農業用殺虫剤、肥料は水か牛乳を飲ませて吐かせます。
なめくじ駆除剤は水か牛乳を飲ませるが、吐かせません。
うじ殺しは、水を飲ませるが(牛乳はダメ)、吐かせません。
ピレスロイド系家庭用殺虫剤は何も飲ませずに吐かせません。

灯油、シンナー、揮発油剤、その他
水性の合成樹脂塗料、花火、塗料(皮革工芸用、靴用)は水か牛乳を飲ませて、吐かせます。
アンモニア、強酸(塩酸、硫酸、スルフアミン酸)は牛乳(なければ水)を飲ませるが、吐かせません。油性の合成樹脂塗料、塗料うすめ液、ニス、油性塗料、ガソリン、グリース、潤滑油、(ミネラルオイル)、シンナー、灯油、ベンジンは何も飲ませず、吐かせません。

ボタン電池
何もせず、すぐに病院へ行きます。
病院に行ってからの処置としては、まれに、内容物がとけて、出てくる場合があるため、磁石つきの胃チューブで取り除きます。
医薬品類
水か牛乳を飲ませ、吐かせてすぐに病院へ行きます。その時に飲んだ薬も持っていきましょう。ぐったりして顔色が悪い時には救急車で大至急、病院へ。
内容により全く対処方法が変わってきます。まず病院へ行きましょう。
動物の糞
食べてしまった場合は、すぐにできるだけ吐かせます。(少しの細菌は胃酸によって殺菌されます。2〜3時間は飲食を控えて胃酸を薄めないようにします)。
動物にはいろいろな細菌があり、感染する可能性があるので下痢や発熱がみられたらすぐに医師に相談してください。そのときには糞を食べたことを必ず医師に伝えてください。

医薬品類
水か牛乳を飲ませ、吐かせてすぐに病院へ行きます。その時に飲んだ薬も持っていきましょう。ぐったりして顔色が悪い時には救急車で大至急、病院へ。
内容により全く対処方法が変わってきます。まず病院へ行きましょう。

動物の糞
食べてしまった場合は、すぐにできるだけ吐かせます。(少しの細菌は胃酸によって殺菌されます。2〜3時間は飲食を控えて胃酸を薄めないようにします)。
動物にはいろいろな細菌があり、感染する可能性があるので下痢や発熱がみられたらすぐに医師に相談してください。そのときには糞を食べたことを必ず医師に伝えてください。