しつけ
しつけは何歳から
しつけが始まるのは0才からで、愛情をもって見守ることがしつけの第一歩です。しつけの方法は年齢によって異なり、叱ってものがわかるのは2歳前後からで、それ以前は叱っても理解できない。
言葉がわからなくとも、あたたかい愛情の中から母親の声やぬくもりを感じとり、精神的つながりが、しつけに欠かせない第一歩となるのです。
しつけとは
しつけとは、子どもが自ら生命の危険から守りつつ、自由に責任を持って生きるために、子どもに社会の一員として生きるてだてを教えながら、バランスのとれた自立をめざして子どもを教え導くことです。意欲や思いやり、善いこと悪いこと、命の大切さ、生活習慣や社会のルールなどが身につくよう教え導くことが大切なのです。

しつけに大切なこと
子どもの発達のしかたをよく見守り、発達過程に応じて無理なくあせらずにということがとても大切です。また、心身ともに準備のできた状態が、子どもに何かを教え身につけさせるには最適であり、それを上手に見きわめることが、しつけの根本条件であります。

しつけに必要なこと
しつけの基本は親子関係の信頼関係にあり、良好な親子関係の中で、常に子どもの気持ちにより添い、親がよい手本を見せることにより、子どもはそれを真似て成長する。このような関係において、親に喜んでもらいことが子どもにとって重要であるため、親の賛同や反対が他のどんな手段より効果的である。子どもは、親の背中を見て育つと言われるように、親がしつけのお手本になりましょう。
3才までの子どもに厳格なしつけを強要するより、親が日々の生活の中で、自分のうしろ姿を見せたほうが効果的です。しつけに必要なのは一貫性です。その時の気分によって左右されるのではなく常に一貫性をもってかかわることが大切です。よい叱り方とは常に一貫性があり、感情的にならず、した行為を叱り子どもの人格を傷つけず、子どもの気持ちを汲み取り、何故叱られたかの理由を説明するなどであり、褒め方も、すぐに子どもの伝えて褒める、ポジティブな言葉がけを行なう、こどもの好奇心を伸ばす、結果でなく、プロセスを褒める、達成感を持たせることが大切である。
また、しつけに必要なのは、きっぱりとした態度とやさしさです。そして、本当にだめな事以外は、なんとかかなえてあげようとする母親の姿をみせていく事です。そうすることで、母親は自分の正しい願いには答えてくれるということを感じ、その信頼感があれば、「ダメ」と言われたことは、どうしたって通らないことなのだと少しづつ気づくことでしょう。

叱るよりほめること
ほめることは認めることです。認められればやる気になり自信がつくものです。毎日、いろいろな場面で子どものよいところをさがして、褒め、励ましてやりましょう。ほめる時は、口先だけではなく、子どもの心に届くように、本気で心からほめることが大切です。

おしおきはいけないか
おしおきというのは、子どもにこうさせたいと考えたとき、親の思うようにさせるためのひとつの手段ですが、それが親の腹いせとしてなされることは決していけません。
親も人間ですから、腹を立てることがあっても、子どもへの腹いせは、やがて同じような人間をつくることにつながります。
どうしても必要な場合は、できるだけことをあっさりと運び、親子ともに心にしこりを残さないようにすることが大切で、その基盤になるのは、親子の深い信頼関係です。
体罰
どなったり、たたいたりすることは子どもの心を傷つけるだけでなく、他の人に暴力をふるってもいいということを身をもって教えているようなものです。
親が自分の感情をコントロールできなくなった状態で、手が出てしまうのでは、子どもをよい方向に導くことはできません。体罰を加えられることによって、言うことを聞くようになるのは、恐ろしいから命令に服従しているだけで、自主的に聞き分けているのではありません。また、体罰を繰り返していると、話して納得させるという習慣が身についていないので、たたかれないとやめなくなります。そのうちに少しくらいの体罰では動じなくなり、もっとおさえつけようとして、体罰はどんどんエスカレートしやすく、子どもに与える心の傷も深くなり、不信感も増していきます。
子どもは、体罰を加えなくても聞き分けることができます。子どもの発達過程に沿ってやる気をうながし、ほめたり、優しく言って聞かせれば、良く判るものなのです。根気よく、くり返し教え聞かせることが大切です。
体罰は子どものしつけにはならず虐待に繋がりかねませんが、思わずカッと鳴って強く叱り付けたり、叩いたりすることは誰にもあることです。そのことで自分を責めて一人で悩まずに、家族の協力を得たり、日常的に相談できるや窓口を利用したりして、子どもの社会性を伸ばしてあげましょう。
現実に子どもを叩きそうになったときの、その回避手段は
@ 待て、待て、本当に叩いてよいか? 
A その場を離れて深呼吸
B 感情を何かにぶつけて発散させる
C 外出して気分を変える
D 大人と話す機会を作る一日の時間の使い方を見直す
おもちゃを欲しがる
子どもは、目さきの変わった新しいものを欲しがります。しかし、その欲求をすべて充たしてやることが良いとは言えません。我慢をさせることも必要です。ですから、買ってやってもよいと思ったものは、子どもがあまりだだをこねないうちに買ってやり、一度これはだめと言ってからは、子どもがどんなに泣いても、それを聞き入れないようにすることです。そして、「お誕生日に買ってあげるね」というように、ひとつの目標を定めて、それまで待つということを経験させていきましょう。
それと同時に、おもちゃを計画的にそろえてやるという心がまえも大切です。
我慢する
我慢させられてきているのです。「しっかり」「待って」「早く」「だめ」を言わないように気をつけましょう。
抱き癖
だっこは母子間のスキンシップを深め、人間形成のうえでも大切です。赤ちゃんにとってだっこされることは、心地良いというばかりではなく、お母さんの胸にだかれることによつて安心感を得、母子間のスキンシップもいっそう深まっていくものです。
抱き癖がつくからといって、赤ちゃんがいくら泣いても無視し、ほうっておくと、赤ちゃんはやがて泣かなくなり、周囲の大人に関心を示さず、成長してから周りの人とあたたかい人間関係を築くことができなかったり、表情に乏しく、無気力な人間になってしまったりすることもあります。
抱き癖をつけないしつけをするよりは、赤ちゃんの気持ちを安定させてあげるほうがしつけのうえでも大切なことです。ただし、泣けばすぐに抱いたり、朝から、晩まで暇にまかせてだっこするようなことは、ほんとうに抱き癖がついてしまい、お母さんも何もできなくなってしまうので十分配慮しましょう。
行儀、あいさつ
子どもが幼いうちには、行儀やあいさつの形を教えることに一生懸命になるより、その心を伝えるようにしましょう。
そのためには、家族間のあいさつがきちんと行えるよう習慣づけることが大切です。家族間のあいさつが、自然に子どもに行儀やあいさつを身につけさせます。毎日の生活のなかで、機会あるごとに、必要なあいさつを繰り返すようにし、そのことを続けているうちに、自然に子どもの口から、あいさつの言葉が出てくるものです。そして、子どもがきちんとあいさつができるようになったら、きちんと褒めてあげましょう。
また、心身ともに健康で伸び伸びと成長していることが、いちばん大切なことです。
ものを大切にしない
ものを大切にする心を育てるには、親自身にもその気持ちがなければいけません。
ものの大切さを教えるためには、家族全員が、日常生活のなかで、ものを大切にしていくこと以外にはないのです。
壊れたオモチャは出来る限り直して、すぐに捨てたりしないようにしましょう。やぶれた縫いぐるみなどは、お母さんがていねいに縫ってあげましょう。鉛筆やノートは、最後まで使い切り、いたずらがきは、チラシの裏を使わせるなどしてみましょう。ものが豊富なこの時代に、ものの大切さを教えていくのは大変難しいことですが、小さなことから積み重ねていくことで、ものを大切にする心が身についていくのです。
もったいないという感覚を教えることは、単に節約の心を育てるだけでなく、我慢を教えることにもなるのです。
お下がりはいや
今は使い捨ての時代で、物を大事にする考えが薄れてきています。子どもはそれをじっと見ているのです。子どもの使った物を大事にすることは、その子を大事にすることでもあるのです。「上の子が着た大事な物だけれど、あなたにも着てもらいたいんだよ」という気持ちが大切です。