三原クリニック 小児科・アレルギー科

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更新情報

3種類のワクチン

四日市ではHibワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頚がんワクチン接種に対する補助が来年2月1日から始まることが正式に決まりました。

A)Hibワクチン,肺炎球菌ワクチン

補助の対象はいずれも生後2ヶ月〜4歳児(5歳未満)です。接種方法は自費で接種していただいた時と同じです。他の生ワクチンのあとでは27日間、不活化ワクチンとの間隔は6日間開ければ接種できます。両ワクチン後は6日間開ければ他のワクチンは接種可能です。
1)Hibワクチン

初回:通常、3回、いずれも4〜8週間の間隔で皮下注射します。(ただし、医師が必要と認めた場合には、3〜8週間の間隔で接種することも可能です) 追加:通常、初回免疫後の約1年後に、1回接種します。

初回:通常、2回、いずれも4〜8週間の間隔で皮下注射します。(ただし、DPTとの同時接種の場合は3〜8週間の間隔で接種することも可能です) 追加:通常、初回免疫後の約1年後に、1回接種します。初回接種が1歳〜5歳の場合(補助金が出るのは4歳まで):通常、1回のみ接種します。

2)小児肺炎球菌ワクチン(プレベナー)

接種開始の年齢 接種回数 接種スケジュール
生後2か月〜6か月 4回 1回目から4週(中27日)以上の間隔で2回目
2回目から4週(中27日)以上の間隔で3回目
生後12-15か月に4回目
生後7か月〜1歳未満 3回 1回目から4週(中27日)以上の間隔で2回目
2回目から60日以上あけて12-15か月に3回目
1歳 2回 1回目から60日以上の間隔で2回目
2〜9歳
(補助は4歳まで)
1回 1回のみ

B)子宮頚癌ワクチン

補助の対象は中学1年生(13歳相当)〜高校1年生(16歳相当)です。接種は3回接種(1回目、1回目の1ヶ月後に2回目、1回目の6ヶ月後に3回目接種)を原則とします。高校1年生は平成23年2月と3月に一回でも接種をしている場合は、高校2年生になった4月以降も接種を継続できますが、2月、3月に一回も接種していない場合は4月以降は接種ができません。注意ください。子宮頚がんワクチンは勿論産婦人科でなくても小児科で接種可能です。ワクチン接種になれている小児科医での接種をお薦めします。

今、流行っている病気

今、流行っている病気を更新しました。

お知らせ更新しました。

Hibワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頚がんワクチン接種に対する補助が四日市では来年2月1日から始まるという情報が入ってきました。詳しくはお知らせページをご覧下さい。

患者さん各位

Hibワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頚がんワクチン接種に対する補助が四日市では来年2月1日から始まるという情報が入ってきました。今の自費のワクチン接種料金が高いので、それなら2月1日までHibワクチン、肺炎球菌ワクチンの接種を延期しようと考える方が多いと思います。しかし待っている間に、お子さんがこれらの病気にかかったら、悔やんでも悔やみきれないと思います。 そこで私のアドバイスです。
A)Hibワクチン,肺炎球菌ワクチン
補助の対象は0歳児〜4歳の乳幼児のみです。5歳以上の子どもには補助は出ません。
1)1歳未満のお子さん
Hibワクチン、肺炎球菌ワクチンの最初の1〜2回の接種が済んでいないお子さんは、2回の接種を終えるまでは2月1日を待たないで接種する(自費です)。2回接種をするまでは感染予防に有効な抵抗力が出来ないためです。
2)1歳以上2歳未満のお子さん
肺炎球菌ワクチンを接種していないお子さんは1回目の接種を、2月1日を待たないで接種する。2回目は2月1日以降とする。Hibワクチンは早く接種する。
3)3回目又は追加接種の方は2月1日以降に接種する
B)子宮頚癌ワクチン
補助の対象は中学1年生(13歳相当)〜高校1年生(16歳相当)です。
中学1年生(13歳相当)〜高校1年生(16歳相当)の子宮頚癌ワクチンの接種は2月1日以降にする。それ以外の年齢の接種は補助金が出ないので、従来通り接種する。

ノロウイルス感染症、特に予防(感染症情報センターHPより)

ノロウイルスにはワクチンもなく、その感染を予防することは容易ではありません。また、一旦施設内に持ち込まれてしまえば、完璧に防御することは困難であるといわざるを得ません。以下に、集団生活の施設においてはどのようなことに注意を払い、どのようにして施設内で発生する感染の規模を最小限に食い止めるべきかということを考慮して、一般的な予防方法をあげてみました。しかしながらわが国で生活する限りにおいては、よほどの隔離された環境ではない限り、長い年月に渡って、感冒等と同様繰り返しノロウイルスの洗礼を受けることは避けられません。ノロウイルスは赤痢やコレラ、あるいはO-157等の腸管出血性大腸菌感染症のように、発病者が少なく、重症化し易い感染症ではありません。ただ、流行期には、感染の機会はいたるところにあり、しばしば日常生活を妨げる結果を招いている、ということは理解しておくべきです。

  1. 調理従事者に関して
    ヒトによっては、不顕性感染(無症状)でノロウイルスを便から排出し続けている場合があります。調理中はマスク(清潔なガーゼマスクや、サージカルマスクが推奨されます)をきちんと着用し、また石鹸(液体石鹸が推奨されます)による手洗いを徹底することが重要です。食材を触る時に、手袋を着用することも場合が多いと思われますが、その手袋が清潔であることは勿論のこと、着用する前の手指は清潔でなければなりません。少なくとも、調理室から搬出される前の食事においては、ノロウイルスを皆無とすることは可能です。
  2. スタッフについて

    一般健康成人では、感受性はそれほど高くはなく、たとえ感染しても症状がない場合や、軽症で終わる場合もあります。しかしながらスタッフの方々が病原体保有者となり、ウイルスを伝播する可能性もあります。日々の流水・石鹸による手洗いはきちんと行なってください。
    特に下痢気味であったり、家族に嘔吐・下痢などの腹部症状がある場合は、トイレ後の手洗いは厳重に行なってください。また、体液(血液、体液、尿、便等)に触れる処置を行った場合は、たとえ手袋を装着して行なっていたとしても、処置後流水・石鹸による手洗いを徹底することは他の感染症の伝播防止も含めて最も重要です。
    さらに、嘔吐・下痢等の有症状者に接触した場合は、手指に目に見えた汚れが付着していない場合でも、流水・石鹸による手洗いを行なってください。なお、症状回復後でも1週間程度、長い場合は1か月に渡って便中にウイルスが排泄されるといわれています。また、発病することなく無症状病原体保有者で終わる場合もあります。いずれにせよ、流行期間中は知らない間に感染源となってしまう場合がありますから、流水・石鹸による手洗いを徹底すべきであると思われます。
  3. 健康チェック
    冬季はインフルエンザや急性上気道炎等、様々な感染症が蔓延します。発熱や咳を呈する方々もたくさんいるものと思われますが、それだけではなく、嘔吐・下痢症にも注意が必要です。ノロウイルスの主症状は嘔吐、下痢です。このような症状を呈している患者、入所者、児童・生徒などを速やかに発見し、必要があれば別室などへの隔離の対象となります。
  4. 吐物・下痢便の処理
    ノロウイルス感染症の場合、その嘔吐物や下痢便には、ノロウイルスが大量に含まれています。そしてわずかな量のウイルスが体内に入っただけで、容易に感染します。また、ノロウイルスは塩素系消毒剤でなければ消毒できません(細菌感染によく用いられる塩化ベンザルコニウム(商品名:オスバン等)は無効ですし、アルコールも効果が低い場合が多いです)。取り扱いには注意が必要です。
    ア)発見:ノロウイルスの流行期(主に晩秋から初春にかけて)に吐物や下痢便を発見した場合、できる限り患者、入所者、児童・生徒等を遠ざけてください。トイレならば処理が終わるまでは使用させないように。病室、居室、教室内であっても処理が終わるまでは誰も入らないようにしておくべきですが、不可能であればできる限り遠くに離してください。3メートル以内には近づかないように指示してください。
    イ)処理:放置しておけば感染が広がってしまいかねず、速やかに処理する必要がありますので、有症状者の介抱・隔離と吐物・下痢便の処理は手分けして行なうことをお奨めします。以下、処理の手順についての方法を記しておきます。
    方法:マスク・手袋(この場合の手袋は清潔である必要はなく、丈夫であることが必要です)をしっかりと着用し(処理をする方の防御のためです)、雑巾・タオル等で吐物・下痢便をしっかりと拭き取ってください。眼鏡をしていない場合は、ゴーグルなどで目の防御をすることをお勧めします。拭き取った雑巾・タオルはビニール袋に入れて密封し、破棄してください。拭き取りの際に、嘔吐物や下痢便を予め消毒剤に浸したペーパタオル等で覆い、ビニール袋を介してタオルごと拭き取るという方法はよく用いられています。なお、拭き取りによっても飛沫が発生しますので、無防備な方々は絶対に近づけないでください。その後薄めた塩素系消毒剤(200 ppm以上:ハイター等の家庭用漂白剤では200倍程度)で吐物や下痢便のあった箇所を中心に広めに消毒してください。
    ※次亜塩素酸ナトリウム(塩素系消毒剤)には濃度が200 ppmでは5分間、1000 ppmでは1分間程度浸すことによって、ノロウイルスをほぼ死滅させる消毒効果があるといわれています。もっとも、嘔吐物や下痢便そのものは有機物が豊富にあり、このような薄めた消毒剤では効果は期待できません。その場合は塩素系消毒剤の原液を直接用いることになりますが、使用場所に塩素ガスが発生しますので、集団生活施設や病院では奨められません。
    ウ)汚れた衣類など:おう吐物や下痢便などで汚れた衣類は大きな感染源です。そのまま洗濯機で他の衣類と一緒に洗うと、洗濯槽内にノロウイルスが付着するだけではなく、他の衣類にもウイルスが付着してしまいます。おう吐物や下痢便で汚れた衣類は、マスクと手袋をした上でバケツやたらいなどでまず水洗いし、更に塩素系消毒剤(200 ppm以上)で消毒することをお勧めします。

    いきなり洗濯機で洗うと、洗濯機がノロウイルスで汚染され、他の衣類にもウイルスが付着します。もちろん、水洗いした箇所も塩素系消毒剤で消毒してください。なお、幼稚園、保育施設、学校等では不用意に衣類を洗浄することによって、かえって施設内に大量に感染者を増加させてしまった例がこれまでしばしば認められてきました。原則的に、子どもたちの嘔吐物や下痢便が付着した衣類は洗浄せずにそのままビニール袋に入れて密封し、保護者の方に持って帰ってもらうことをお勧めします。

インフルエンザワクチン接種についてのお知らせ

平成22年秋から開始するインフルエンザワクチン接種の概要を決定いたしましたので、お知らせ申し上げます。

予約・接種開始日 平成22年10月5日(火)
接種ワクチン 3価ワクチンを接種します。
(新型・A型香港株・B型の3種類が入ったワクチンです)
接種方法 13歳以上 接種量0.5ml 1回接種
6歳以上13歳未満 接種量0.3ml 2回接種
1歳以上6歳未満 接種量0.2ml 2回接種
1歳未満 接種量0.1ml 2回接種
接種間隔 2週間間隔(原則として)

例年は2〜4週間隔での接種をお薦めしてまいりましたが、今年はすでに水沢小学校でA香港型による集団感染が発生していることより、早期に抗体産生を促した方が良いと考え、2週間隔での接種をお薦めいたします

接種料金 1回目 3,800円 / 2回目 2,750円

他院で1回目接種の2回目接種の場合、2回目料金は3,800円

日本脳炎ワクチン接種についての新しいお知らせ

日本脳炎I期
日本脳炎ワクチンを7歳6ヶ月までにI期接種が完了していないで(I期初回の2回と初回の追加 全部またはいずれかをしていない)接種年齢が過ぎ、年齢が9歳以上13歳未満の方は、平成22年9月7日以降I期を完了するまで(9歳以上13歳未満の間で)公費での接種が出来ます。

日本脳炎II期
今まで接種ができませんと言ってまいりましたが、平成22年9月7日以降 接種が出来ます。もちろん年齢が9歳以上13歳未満の方に限り、接種可能期間もその年齢の間だけです。但し、日本脳炎ワクチンの販売量に限りがあり、I期の接種を優先したい意向のために、行政が積極的に勧奨できません。ご希望の方で問診票をお持ちでない方は保健センターまで請求してください。

こんにゃくゼリーは危険です。

こんにゃくゼリーは危険です。切って小さくしても危険です!こんにゃくゼリーは乳幼児〜小児、高齢者には与えないように!

2007年に入り、こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせ、7歳の男の子2人が死亡していた。国民生活センター が2007年5月23日こんな事実を発表した。1995年以降、11人も死亡したことになる。EU、韓国、米国ではゼリーへのこんにゃく使用をすでに禁止している。日本ではどう対応してきたのか。同センターによると、過去にこんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせて死亡したのは、68歳以上が3人、40歳代が1人、6歳が2人、2歳以下が3人。最近では1999年が最後だった。ほかにも死亡には至らなかったが、のどを詰まらせ病院に行き、後遺症が懸念されたケースもある。こんにゃく入りゼリーは、一口サイズのものが1991年ごろから出回り始めた。同センターによると、現在ではほとんどが一口サイズのものだが、今回の2件の死亡事故のゼリーのサイズとメーカーは調査中だ。

1995年に1歳6カ月の男の赤ちゃんが死亡して以来、同センターはこれまでに7回の注意喚起を発表していた。「続発!一口サイズのこんにゃく入りゼリーによる死亡事故」(1996年6月)、「ソフトタイプこんにゃく入りゼリーでも窒息事故 幼児には与えない方が無難」(97年9月)など。2006年11月が直近で今回が8回だ。今回は「子供や高齢者に食べさせることを控えるべきである」とし、06年の「幼児等には与えない方が良い」より踏み込んだ。メーカー側はこれまで、のどに詰まらせる可能性があることを伝える注意表記を目立つようにしたり、ゼリーの大きさや、通常のゼリーより硬いとされる硬さを変えるなどの対応をしてきた。しかし、従来より柔らかくしたタイプでも後に死亡者が出た。同センターは「いくら改善努力をしてきたとしても、死亡者が新たに出たという結果責任は大きい」とメーカー側の対応にいらだちを見せている。

ようやく全面禁止も含め検討

  • 海外での取り組み
    米国などで死亡者が出たことを受け、EUは03年にゼリー菓子へのこんにゃく使用を禁じた。同じころ韓国でも同様の措置が取られた。米国でも、事実上流通しないように当局が注意を呼びかけている。
  •  
  • 日本ではどうでしょうか?
    国民生活センターの島野康審議役は「日常的に子どもが口にする商品で、これだけ死亡するということは相当の問題です。 今後、さらに調査を進め、改めて業界や行政に改善を要望したい」と話しています。 農水省食品産業振興課は「詳細を調べ、対応を検討したい」としています。即ち、行政の具体的な取り組みはこれからです。

結局、自分の子どもや高齢の親は自分で守るしかありません!

  1. 少なくとも自分の子どもや親(高齢者)には、こんにゃくゼリーを与えないようにしましょう!
  2. 保育園、幼稚園や小学校での保護者会、老人会で、こんにゃくゼリーの危険性を話題にしましょう!

データー(国民生活センター発表) 1)危害・危険件数の推移(註1)

年度 危害 危険
1996 15 1
1997 3 0
1998 0 1
1999 1 0
2000 1 0
2001 1 0
2002 0 0
2003 2 0
2004 0 0
2005 2 0
2006 2 0
合計 27 2

(注1)PIO-NETより作成。件数は2007年5月23日までの登録分。また、「危害」とは、実際にけがをした情報のことをいう。「危険」とは、けがはしなかったが、そのおそれがある情報のことをいう

2)危害(27件)について(被害者の年代別件数(不明1件))

年代 件数
10歳未満 14
10歳代 3
20歳代 0
30歳代 1
40歳代 1
50歳代 2
60歳代 1
70歳代以上 4

予防接種法の改訂について

麻疹・風疹の予防接種について(平成17年10月3日号)

平成18年4月1日から麻疹・風疹の予防接種は単独でなく、二種混合注射になります。それに伴い、それぞれの単独注射は予防接種法から外れて、任意接種になります。しかも今まで7歳6ヶ月未満にまで認められていた接種期間も二種混合接種では2歳未満に制限されます。単独接種が任意になっても、接種料金は市町村に負担するように厚生労働省は指導しているようですが、今のところ全国の市町村の反応は鈍いようです。また平成18年3月31日までに麻疹・風疹の単独接種を受けたものは二種混合による2回目の接種を受けられないとの今のところの決定ですが、日本医師会の担当理事また複数の予防接種の専門家の言によれば、現在単独接種を受けた方も2〜3年後までには混合注射による2回目の接種が可能になるとの見通しです。そこで、次のような考え方での接種をお勧めします。

  1. 平成18年2月までに1歳になるお子さんは、誕生日またはその後1〜2日以内に麻疹接種を受けることをお勧めします。その後4週後に風疹の接種です。
  2. 平成18年3月に1歳になるお子さんは、4月1日以降に二種混合接種を受けましょう。(麻疹と風疹の2種類を1ヶ月以内に接種することが難しいために)
  3. 平成18年3月31日までに2歳以上になる方は麻疹または風疹、または両方の接種を早急に受けることを強くお勧めします。
  4. 入学前検診や3歳児検診でも接種されていない方は多く見つかりますが、18年4月以降はその年齢で接種漏れを見つけても自費での接種しかできません。平成18年3月一杯に接種を受けましょう。
  5. 今回の騒動でも、厚生労働省には未接種者救済とか激変緩和、移行措置とかの考えは一切無いようです。

私のような小児科医から言わせると、厚生省の役人の考えは大勢のお子さんになるべく接種の機会を与えようとしない強者の考え方です。

  1. 麻疹と風疹に係る定期の予防接種の対象者をいずれも次のとおりとする
    第1期:生後12ヶ月から生後24ヶ月に至るまでの間にある者
    第2期:5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前から、当該始期に達する日の前日までの間にある者
    (施行日 平成18年4月1日)
  2. 日本脳炎に係る定期の予防接種の第3期予防接種を廃止する
    (施行日 平成17年7月29日)
麻疹と風疹ワクチン

混合ワクチンになり、麻疹と風疹の両方が1回ででき、しかもその混合ワクチンを2回接種できるようになりました。問題は第1期の接種期間が短縮されることです。今までは1歳から7歳6ヶ月未満まで接種できたのが、1歳台しかできなくなります。今までの厚生労働省の扱いを見ていると、救済措置はないので、平成18年4月1日に、2歳以上になっている児は風疹や麻疹の予防接種は受けられなくなりますので、3月31日までに受けましょう。風疹ワクチンを接種していない児は、ポリオや三種混合1期の追加より、風疹を優先して接種しましょう。第2期の接種を導入することは画期的なことです。簡単に言うと、5歳以上7歳未満で、小学校入学1年前から、入学1日前までの児が対象です。4月1日からですので、前年の4月1日から入学する年の3月31日まで接種できると考えてよいでしょう。すなわち、対象者は再来年(平成19年)1年生になる児です。

日本脳炎

日本脳炎第3期(中学生対象)は、平成17年7月29日以降は接種不可能

平成17年8月1日に手に入れた予防接種法施行規則及び予防接種実施規則の一部を改正する省令(平成17年7月29日 健感発第0729001号)の抜粋は、以下の通りです。

定期の予防接種の対象者 第1の1の(1)

麻しん対策を強化し、風しんによる先天性風しん症候群の発生を予防するため、麻しん及び風しんに係る定期の予防接種の対象者をいずれも次に掲げる区分に応じ、それぞれ次に定めるものとすること。
ア 第1期の予防接種 生後12月から生後24月に至るまでの間にあるもの
イ 第2期の予防接種 5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にあるもの

定期の予防接種の実施に関する事項 第1の3の(2)

麻疹及び風疹に係る定期の予防接種について、乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチンを用いて接種を行うこと

経過措置 第2の2

麻しんまたは風しんに係る定期の予防接種について、第1期及び第2期の予防接種ともに乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチンを用いることとしているところ、当面、平成18年4月1日前に麻しんまたは風しんに係る定期の予防接種(麻しんまたは風しんの単抗原ワクチンのいづれかを接種)を受けた者については、第2期の予防接種の対象者としないことし、したがって第1の1の(1)は、適用しないこと
なお、平成18年4月1日以降に5歳以上7歳未満のものであって、小学校就学の始期に達する日の1年前から当該始期に達する日の前日までの間にあるもの(同日前に麻しんまたは風しんに係る予防接種のいずれも受けていない者に限る。)については、第2期の予防接種の対象者となるものであること。

留意事項 第3の2の(2

平成18年4月1日以降、麻しん又は風しんの単抗原ワクチン接種は、法に基づかない予防接種となること及び第2に2に留意の上、同年3月1日から3月31日までにおける未接種の対象者について、同年4月1日以降にも接種機会の確保が可能な場合は、同日以降の接種を勧奨するように配慮すること。

ご説明と私の考え

麻疹・風疹2種混合ワクチン接種(2種混合注射と略す)ができることは手間が一回で済むので、お母様にとっては朗報です。 それプラスどんな方でも2回接種できれば一番良かったのですが、2回目の接種は1回目も2種混合注射を受けた人だけに限られました。 どうしてそうなったかがよく判りません。 それぞれ単独でしていて、2回目を2種混合注射で受けても、効果や副作用に変化がないことはわかっていることです。 何か医学以外の要素が働いて、このような決定になったとしか思えません。 通常前のシステムと変わったシステムとあいだを取って、急な変更にもついていけるようにするのが「経過措置」だと思うのですが、前回より接種年齢は制限し、しかも今まで接種したのとの継続性は認めないというのだからあきれてしまいます。 そこにはなるべく多くの子ども達に接種して、麻疹、風疹、先天性風疹症候群に罹る子ども達を極力少なくしようという意図は全く感じられません。 純粋に2種混合注射を2回接種するグループを作り、疫学調査に使う意図が隠されているように思えてなりません。 平成18年3月に1歳を迎えるお子さんは、麻疹接種を延期して、4月以降に2種混合を薦めるように書いてあります。 麻疹の恐さを知っているから、集団生活に1歳前に入るお子さんには1歳前に一度麻疹の予防接種を受けるように薦めている我々にとっては、麻疹を1ヶ月でも延期するように薦めるという感覚が信じられません。 多分3月に麻疹をすると、4月に風疹をするか、二種混合をするかしなければいけなくなり、自分で作ったルールを破ることになるので、苦し紛れにこのような文章を書いたのでしょう。 机に向かってこの文章を書いている役人の感覚なんだ=これが公衆衛生をつかさどっている、臨床を知らない麻疹の恐さを肌で知らない役人の感覚なんだと つくづくそう思います。 もし接種せず、麻疹に罹ったらどうするのでしょうか?  それでも麻疹に罹るのが恐いのでしょう。これを薦めよと書いてあるのは3月に接種すべき人だけに限っています。 小児科医としては、15歳未満の子ども達全員に麻疹・風疹の二種混合を2回接種できるとしたい・・こういう思いです。

お詫び

私は 麻しん風しん混合ワクチンによる第2期の予防接種は平成18年4月1に以降小学校入学1年前から全員が接種できるのだと思っておりました。ところが今回の通知で、2期を受けられるのは1期も麻しん風しん混合ワクチン(二種混合)を受けた者でないといけないことが通知されています。 こんな通知が来るとは思ってもいませんでした。今小児科医のメーリングリストはこの問題で大騒ぎです。 私の観測が甘く、皆様にご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。 ですから平成18年2月末までに麻しんや風しんの単独ワクチンを受けた者は、両方接種していても、第2期の追加は受けられません。 今まで私は追加接種は全員ができるものと考えて、約1年以上前から麻しんや風しんを接種した方への抗体検査をお勧めしておりませんでした。しかし2回接種ができないことが判明した以上、追加接種のできない方への麻疹や風疹抗体検査を再開いたします。 風疹の予防接種を受けてから抗体検査といわれなかった方及び言われたけどまだ検査を受けておられない方は早急に検査を受けてください。麻疹や風疹の単独のワクチンが来年4月以降には発売されないことも考えられますので、追加免疫を受けるのでしたら今のうちです。

飲酒運転0宣言を

NPO法人飲酒運転防止対策振興会から本院のHPに掲載して、飲酒運転0宣言を広めてくださいと依頼が参りました。
この運動に私は共鳴いたします。飲酒運転をして事故を起こしあなたのお子さんや家族を悲しませないためにも、又相手のお子さんや家族を悲劇に巻き込まないためにも、飲酒したら絶対車を運転したり、飲んだ人が運転する車には乗らないようにしましょう。